アメリカでの中古車探し

クルマ
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4月ぐらいから妻用に車買わなきゃな〜とずっと考えていたのですが、ついに購入しました。

地域にもよるでしょうが、アメリカは日本以上に車社会なので車がないと結構不便だったりします。

幸いうちの近くにバス停はありますが、それでも1時間に1本だったり、バスではいけないところも多々あったりするので、車があったほうが間違いなく便利です。

そこで今回は、こっちでどうやって車を探したか、どんな車種がいいか、など検討した内容を書いてみようと思いますので、これからアメリカで車を買おうと思っている方の参考になれば。

どうやって車を探すか

クルマを買おうにも、どうやって探すかっていうのがまずネックになると思います。また、探し方によってメリットデメリットがあると思うので、それぞれ列挙していきます。

ディーラーのHPや検索サイトで探す

中古にしろ新車にしろ、日本でいうカーセンサーとかgooののようなサイトは存在するので、そこから近くのディーラーにある車を検索して、ディーラーに問い合わせるというのがまず1つの手段です。

私はAutotraderというサイトを参考にしていました。

Cars for Sale - Used and New Cars, SUVs, and Trucks - Autotrader
Find used cars and new cars for sale at Autotrader. With millions of cars, finding your next new car or used car and the car reviews and information you're look...

個人的には検索フィルタが他所と比べて結構細かいので便利だなあと思ってます。
(というか、他のサイトが絞り込み項目が少ないなっていう印象)

基本的な流れは、気に入った車を見つけたら

  1. ディーラーに問い合わせ
  2. 予約をして試乗、商談
  3. 購入

という感じになると思います。
アメリカの場合、在庫販売が普通なので買ったら即納車(乗って帰る)っていうのが殆どらしいです。

メリットとデメリット

この手法のメリットとして思いつくのは、

  • 実車を自分で確認して買うかどうか検討できる
  • 交渉次第で安く買える可能性がある

ですかね。
通販型のサービス(後述)もありますが、安い買い物ではないので、やはり実物を自分で確認したほうが安心感あるでしょうし。
ディーラーに問い合わせると大概は「Test driveしにおいで!いつにする?」って連絡が飛んでくるので日時を予約していけば対応してくれます。
その時にどうやって支払うかとか(ローンか現金か、など)相談、交渉して決める感じです。

デメリットとしては、

  • 基本的に平日しか行けない
  • クルマをどうやって取りに行くか問題が生じる
  • 値段やローンの交渉が面倒

っていうところでしょうか。

日本だとディーラーの定休日って月曜とかな気がするんですが、アメリカでは普通に日曜定休だったりするし、土曜は混むので平日に行くのが望ましいです。
となると、仕事もあるし予定を調整してディーラーに行かなくてはならないのですが、忙しかったりすると予定の調整も手間なので気持ち的に疲れます。

また、納車時は乗って帰らないといけないのでどうやってディーラーまで行こう?という問題も生じます。

特に都市部以外は日本みたいに公共交通機関が充実しているわけではないので。
LyftやUberなどで予約する、誰か知り合いに乗せてってってもらう、あたりが取れうる手段かなと思いますが、またここでも予定調整の手間だったり出費が生じます。

値段の交渉など会話に関してのハードルもありますが、例えばローンを組みたいという話になっても、海外赴任したてのような状態だとクレジットヒストリーもないのでローンが組めないか、一応組めるけど頭金がある程度必要か、金利が高いか、のどれかになると思います。
例えば、赴任4か月目時点で「14000ドルの中古車をローンで買いたい」と言ったら、20%程度の頭金がないとローンが組めないとのことでした。(結局その車は買う前に売れてしまったのですが)

ある程度アメリカでの生活に慣れていれば大きく困ることはないでしょうが、赴任のように短期間で、しかもまだ渡米してきて日が浅い場合には結構ハードルの高い手段な気がします。

ちなみに、近くに店舗のある地域であればガリバーを利用するのも手です。
ミシガンだとファーミントンヒルズにあります。アナーバーやデトロイトからも比較的近いです。

ガリバーミシガン店 | ガリバー[Gulliver USA]

通販サービスを利用する

上記の方法のデメリットとメリットを逆にしたような手段がこちら。
アメリカには、Vroomcarvana といった、自動車の通販サービスがあります。

サイトやアプリ上で欲しい車を検索し、360°写真や詳細写真で概観・傷の程度などを確認できます。
気に入ればその場で注文し、自宅に届けてもらう or 所定の場所まで取りに行くことで納車できます。

この方法のメリットは、

  • ディーラーに行く手間がない
  • ローンを組みやすい

逆にデメリットは、

  • 納車するまで現物を確認できない
  • ディーラーでの販売と比べると割高、金利も高め

という感じで、ディーラーで買うのとは対照的ですね。
結局、私はcarvanaで注文しましたが、
割高な分ある程度は保証つけてくれていたり、
一定の基準をクリアしたものしか売られていなかったり、
納車後7日間は返品可能らしいので(もちろん条件はある)、
現物が見れてなくてもなんとかなるかなって気持ちではいます。
まあ、そうじゃないとビジネスとして成り立ちませんけど…笑

どんな車を買うべきか

まあアメリカに限った話ではないし、どういう観点で選ぶかは人それぞれでしょうが、
参考までに私の検討内容を書いておきます。

リセールバリューの高いもの

今回選んだのは妻用の車なわけですが、

  • 赴任期間が決まっているので、どのみち2年後には手放す
  • 基本は自分の社有車で移動するので、あまり走行距離は増えない

と考えると、”手放すときいかに高く売れるか” というのが一つの観点になるかなと思います。
日本に比べて走行距離が長くとも比較的高く売れるとは言いますが、それでも調べてみるとメーカーや年式によって差はあるみたいです。

例えば、こちらのサイトを参考に、各メーカー別、経過年数とリセールバリューの割合をグラフ化してみました。

正直トヨタ、スバルあたりはまあ高いんだろうなと予測はしてましたが、
結構メーカでばらつきがあるのと、北米メーカの下落率が結構高めなのに驚きました。
現代や起亜など韓国勢も結構人気なんですね。確かにCMとか見るもんな…

まあ、上記のサイトではさらに車種別ランキングもあってなかなか興味深いので一度覗いてみると面白いです。

運転者の特性や、用途にあったもの

妻が運転するということで、

  • 運転者の特性は何か?
  • どういう状況、用途で使用するか?

という観点でも考えてみました。

運転に不慣れ → ニガテ部分に対するアシスト

まず、妻は日本では車を所有していないので、あまり運転には慣れていません。
特に駐車だったり、車線変更が苦手そうだったので、
バックカメラや死角のアラートなどある程度のアシスト機能がついているものが望ましいかな、
と考えていました。

アメリカの駐車って殆どみんな頭から突っ込むんですが、出るときに後ろを人が歩いていたり車が出てきたりするので、カメラはついていたほうが安心かなと自分でも思います。

車両のサイズ感は大きすぎず、小さすぎず

週末の買い物など、家族での移動は基本的には私の車なので、用途としては
妻が1人 or 子供と2人の場合に使うのがメインになると思います。
また、日本よりは道や駐車場が広いとはいえ、あまり大きな車体では取り回しが不便ですし、
運転慣れしていないと車両特性もつかみにくいと思います。(車幅、死角、内輪差など)
なので、あまり大きな車である必要はない。

ただ、周りはSUVやトラックなど比較的大きめの車両が多いので、
あまりにも小さかったり目線が低い車だと閉塞感があってストレスかな、とも思います。
(極端に言えばトラックに囲まれたバイクの気持ち。。)
なので、うちの妻に関しては、例えばJeepだとcompassやrenegade、NissanだとKicks、MazdaだとCX-3ぐらいのサイズ感がちょうどいいのかなと。目線も低くならないし。

日本で乗れないもの

最後は実用性と全く関係ない理由なんですけど、
せっかくこっちにいるんだから日本で乗れない車種がいいなと。笑

例えばNissanであってもVersa、Sentra、Altimaあたりのセダンは日本にはありませんし、
北米メーカや韓国メーカの車種なんかはそもそも日本に殆ど流通していません。
TundraとかF-150のような大型ピックアップトラックも日本に殆ど流通していない代表格ですが、
上述の理由により妻用としては合わないかなと。笑

まあ、結局何を買ったかは改めて書きます(ヒント: アイキャッチ画像)。

走行距離は日本の感覚より長めの基準で

中古車なのである程度の距離を走行されているわけですが、探す基準は大体10万マイル(16万キロ)以内ぐらいを目安にしました。

日本に比べ、アメリカでは土地が広い分移動距離が長いので、走行距離は増えやすいですが、都市部や市街地でない限り信号で止まることも少ないし、高速道路を日常的に利用して移動する為、車に負担はかかりにくいと言われています。

そのためか、10万マイル越えでも、事故歴などがない限り中古でも10000ドルぐらいは普通にします。(15年落ちぐらいならもう少し安いかもしれませんが)

日本では10万キロを超えると値段がガクッと下がったりしますが、個人的な感覚だと、アメリカでは15万マイルぐらいまではあまり値段が落ちない印象です。

ただ、故障のリスクを考えると走行距離は少ないに越したことはないので、値段が下がり始める15万マイルにある程度マージンを持たせて10万マイルを基準に探した感じです。(毎日そこそこ遠出しない限り3年で5万マイルも行かないと思いますし)

まとめ

車を購入したのでその経緯と、どんな観点で検討したかに関して書いてみました。

日本への帰国後に同じような問題に直面すると思いますが、日本の場合は所有期間も道路事情も違うので、また違った選び方になってくると思います。そもそもローン組むとしてもあんまり難儀しなさそうだし…

また機会があれば、暇つぶしにこっちならではの車種とか紹介してみようかな。笑

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