さよならルーテシア

クルマ
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先日の記事でも書きましたが、海外赴任の準備として愛車であったルーテシアを手放する手続きをしていました。

この度、手続きが一通り済んで無事に手放すことができたので、その辺の話と、ルーテシアを降りてみて改めて感じたことを書いてみようと思います。

査定から手放すまで

なんとなく「ぼちぼち手放すことも考えようかな…」と思ってから実際に手放すまで、期間としては3週間ぐらいでした。

ただ、最後の1週間は入庫の日程調整ぐらいしかしていないので、迷いなく売却の手続きを踏めば、やること自体は1〜2週間ぐらいで済むと思います。

査定は複数してもらった

よくある話ではありますが、業者によって提示額が10〜20万円ぐらいは変わってくるので、査定は複数の業者に依頼した方がいいと思います。

また、なぜその価格帯になるのかという理由を説明してもらうと納得感は持てるのかなと思います。

オークションの相場、出品や販売に係る諸経費、業者の利益分などを加味すると、市場販売価格から40〜60万円ぐらい差し引いた価格が適正な買取価格なんだそうです。

また、国産車の場合は海外向けに輸出するという選択肢もあるため、輸入車よりも高高値がつきやすいんだそう。

そういう意味で行くと、ルーテシアは走行距離も10万キロを超えているし、輸入車のため買取に対しては不利ですね…。

まぁ、それを差し引いても所有する分にはいい車だったと思いますが。

マイナンバーカードがあると書類準備が楽

売却するにあたって、色々と書類を用意する必要があります。例えば

  • 住民票
  • 印鑑証明
  • 免許証コピー
  • ローンの完済証明(ディーラーに所有権が付いている場合)

などです。完済証明に関しては、ローンの支払い先に連絡しなければ発行してもらえませんが、住民票や印鑑証明は、マイナンバーカードが有ればコンビニの印刷機で発行できるので準備がとても楽です。

荷物の整理は計画的に

ある意味引越しみたいなもんなので、車載の荷物がある場合は整理を計画的にしておかないと、手放す当日になって苦労してしまいます。

なので、たくさん荷物を積んでいる場合には予め整理しておくといいでしょう。

うちの場合、ベビーカーやら洗車用品やら野球道具やら色々出てきたので積み下ろしが地味に大変でした…笑

手放して感じるルーテシアの良さ

アメリカ渡航までの残り期間は、実家にあった母の車(先代スイフト)に乗ることにしたわけですが、やはり運転しているとルーテシアとは色々勝手が違うなぁと感じることが多いです。

慣れてないというのもあるでしょうが、逆に、ルーテシアってこういうところが自分の好みにあっていて良かったんだなあと感じるポイントでもあるので、少しその辺の話を書いてみます。

あくまで私個人の主観ではありますが、クルマ選びの参考になれば幸いです。

シートの安定感が抜群に良かった

乗っていたルーテシアのシートはセミバケットのような感じで、座った時の安定感が良かったなあという印象があります。

特に腰回りのホールド感がしっかりしており、長時間乗っていても疲れにくかったように思います。

運転の頻度が高かったり、長距離移動する場合はこういうところも結構大事かと。

アイドルストップはないほうが快適

乗っていたルーテシアはRSだったため、アイドルストップ機能がありませんでした。

一方、スイフトの場合はマイルドハイブリッドということもあり、アイドルストップ機能が標準でついているのですが…

私は振動なく停止するため、停車直前で軽くブレーキを抜く癖があるんですが、それをやると停車前にいちいちエンジンが始動して邪魔くさい。笑

しかも、エンジン始動時の振動や音は結構わかりやすいので、街中を走っているときに頻発されると中々のストレスになります。燃費のためには必要な機能かもしれませんが、快適性という観点からいくと相反する機能だなあと思いました。最近の車種だとレベルアップされてたりするんかな…

フィーリングはATやDCTのほうが好き

スイフトはマイルドハイブリッドなので、モータによるアシストがある分発進や加速は思ったより速いのですが、CVTなのでアクセルを踏み込んだ時の加速感がヌルッとした感じでどうも違和感があります。

一方、ATやDCTは変速によって駆動力を切り替えながら走るので変速感はでますが、かえってそっちの方がキビキビ加速してる感じが出ている気がします。(エンジンのチューニングや慣れの面もあるかもしれませんが)

CVTでもマニュアルモードがありますが、あくまで擬似的に変速比を固定するだけなので、有段のATと比べるとやっぱり違和感がありますし(この回転でこの駆動力なの?みたいな…)、Dレンジでパドルを叩いて変速させると、ギヤ比固定から復帰する際にまた変速させることになるので違和感を生じやすいです。

CVTは、「効率のいい回転数域」にエンジン回転を留めるように変速比を制御するので、その関係が自分の中にある「回転数とギヤ比の関係」とずれると違和感を生じてしまうんだと思います。

そう思うと、CVTの制御って、官能的な観点で設計するの難しそうですね…コンセプトというか存在意義自体が燃費向上みたいなもんなので、官能重視するとそこと矛盾してしまいますし。

まぁ、昨今のEV化の流れから考えると、真っ先にCVTが無くなっていきそうな気はしますが、仮にBEVだったとしても、AT やDCTが付いているほうが走り自体は楽しくなるんじゃないかなあと思います。

コーナリングの安定感

ルーテシアの方が重心が低いとか、ロール剛性が高いとか、要因は色々あるんでしょうが、コーナリング時の安定感はやっぱりよかったなあと思います。

一般道でそこまでスピードを出しながら曲がることはありませんが、ちょっとしたカーブを曲がるときにも安定感の違いを感じました。ちょっとロールしただけでも結構不安になるもんですね。。

シフトショックの作り込みが優秀

スイフトに乗ったときに真っ先に気になったのがN-Dシフトのショックがきついな、ってことだったんですが、よく考えてみるとDCTは構造上そこのシフトショックを感じにくいんですよね。停車時はクラッチ切ってるので。

アップシフトやダウンシフトに関しても、トルクダウンやトルクアップを併用して割とスムーズになるように作られているので、ほぼマニュアル操作でしか変速させないような使い方をしても特に違和感なく走ることができました。

まぁ、その分発進停止の半クラッチが苦手でギクシャクしてしまうという弱点はありましたが、渋滞時以外はそこまで気にならなかったかなと思います。

まとめ

愛車を手放すまでの流れで感じたこと、手放して改めて感じた愛車の良さについて書いてみました。

割と殴り書きのようにつらつらと書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

クルマ選びの基準など、何かしら参考になれば幸いです…

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