冬の万が一に備えて。タイヤチェーンの種類と特徴

クルマ
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ここ数日で一気に寒くなり、冬本番という感じになってきました。

今週は各地で積雪があったようで、高速道路で立ち往生というニュースも聞きます。

スタッドレスタイヤとチェーン

こうした事態への備えとして、スタッドレスタイヤタイヤチェーンがあります。

ただし、タイヤチェーンを履くと低速で走行しなくてはならなくなる為、基本的にはスタッドレスタイヤに履き替える人が多いと思います。

夏用冬用でタイヤを2セット用意するとなるとそれなりに出費はしますが、安全性・利便性の面から、基本はスタッドレスへの交換がベストだと思います。

(あまり寒くない地域なら、雪の日や路面凍結の恐れがある日は乗らないというのも手ではありますが)

積雪の量によってはチェーン必須

さて、スタッドレスタイヤがあればチェーンは不要かというと、そうでもありません。

積雪量によってはチェーンの着用が必須となる場合があります。

スキーなどのウィンタースポーツを楽しまれる方は、チェーン規制の表示を目にする機会もあるのではないでしょうか。

しかし、チェーンと一口に言っても実は色々と種類があり、調べてみるとそれぞれ一長一短あるようなので、まとめておくことにします。

タイヤチェーンの種類

材質による分類

タイヤチェーンは、ざっくり

  • 金属チェーン
  • 非金属チェーン

に大別されます。

非金属チェーンにもポリウレタン製や布製など色々と材質のバリエーションがあります。

金属チェーン

最もオーソドックスなタイプだと思います。

雪道の登坂や制動力に強いほか、価格帯も比較的安く、収納もコンパクトにできるという利点があります。

反面、非金属チェーンに比べて重いのと、脱着がしにくいという弱点もあります。

とはいえ、最近では装着しやすいように構造を工夫している製品も出ているので、一概に取り付けにくいとは言えないかもしれません。

非金属チェーン

字面からすると「金属製でないチェーン」の総称なんですが、一般にはポリウレタンなどの合成樹脂製のものを指すことが多いです。

利点としては取り付けやすくなっているものが多いこと、乗り心地が金属チェーン装着時よりも良いことが挙げられます。

ただし収納時の大きさが金属チェーンよりも大きくなるのと、価格帯も高めになってしまう傾向があります

構造による分類

上記では材質に関する分類で見てきましたが、チェーンの形状によっても特徴が変わってきます。

例えば、金属チェーンには

  • ラダー(はしご)型
  • 亀甲型

などの種類があります。

はしご型は前後方向の滑りに対して有効ですが、横滑りに対しては弱いです。

ただし一般的な形状なので、比較的安価で購入できます。

一方で亀甲型は縦横両方の滑りに対して効果がありますが、はしご型に比べて価格が高めです。

また、非金属チェーンにも、

  • 金属チェーンと同じようなやり方で取り付けるもの
  • タイヤに布製カバーをかけるもの
  • タイヤにスプレーするもの

というように、いくつか種類があります。(構造というより装着方法の分類といったほうが正確かも)

一般に、樹脂製やゴム製のチェーンは金属チェーンと同じようなやり方で装着するものが多いのですが、布製のものはタイヤにかぶせるだけなので、結構簡単に装着できます。

実際、うちもこの布製のものを積んでます。

他のチェーン同様に規制区間で使用できるうえ、かなり軽量かつコンパクトに収まるので、

使用頻度は少ないけど備えとして持っておきたい、という場合にお勧めです。

まとめ

タイヤチェーンについて、材質や構造の面からどういう特徴があるかを簡単にまとめてみました。

愛知県もそうですが、比較的暖かい地域で過ごしている分には滅多に使わないと思うのですが、今後、どこか出かける際に必要になるかもしれませんし、関越道の事例のように突然の積雪に見舞われる可能性もあるので、1つぐらいは備えておくといいかもしれません。

 

 

 

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