先日、運行前点検を実施した際にエンジンオイルがぼちぼち劣化していることに気づきました。 (運行前点検について書いた記事はこちら)
とりあえずディーラーに持ってって交換してもらおうと思うのですが、ふと思いました。

エンジンオイルって色々あるけど何が違うの?
ネットで安いの買って持ち込んだほうがよくない?
なにせ愛車(ルーテシアRS)のエンジンオイル、高いんです。
毎回オイル交換で2万円くらいかかるので。。(オイルは3000円/Lくらいのもの)
とはいえ、高い値段にもそれなりの理由があるかもしれないし、色々と無知なのでとりあえず調べてみました。
エンジンオイルの種類
エンジンオイルはベースオイル+添加物で成り立っていますが、ベースオイルは大きく分けて化学合成油、部分合成油、鉱物油の3種類あります。
それぞれの特徴は下記のような感じ。
ベースオイル | 価格 | 耐久性(劣化しにくさ) | 揮発性(減りにくさ) |
化学合成油 | △ | ◎ | ◎ |
部分合成油 | ○ | ○ | ○ |
鉱物油 | ◎ | △ | △ |
要するに、パフォーマンス重視なら化学合成油、価格重視なら鉱物油、中間が部分合成油ってことらしいです。下記にそれぞれの商品例を貼っておきます。
化学合成油の製品
部分合成油の製品
鉱物油の製品
粘度表記
オイルの性能の指標として粘度があります。
基本的に油は低温ほど粘度が高くなり、高温ほど低くなる性質があります。
低温で粘度が高くなると常温に比べエンジンの始動性が悪くなりますし、高温で粘度が低くなると潤滑性能が落ちて高速走行時にエンジンに負担がかかってしまいます。

つまり、温度が変化しても、ある程度の範囲に粘度が収まってくれるものが良いオイルといえそうですね。
なので、低温時の粘度と高温時の粘度がどの程度か、というのがオイルの性能を示す1つの指標となります。
それを表すのが” 〇〇W-×× “という表記です。
手前(〇〇)が低温時の粘度、後ろ(××)が高温時の粘度を表し、数字の大きい方が高粘度になります。
この辺の性能は車種や用途によって変わります。ルーテシアRSの場合だと、純正では0W-40のオイルがいいみたいです。
品質規格
オイルの品質は粘度だけでなく、劣化のしにくさ、燃費への影響など、色々な観点から評価されます。

粘度特性が同じでも早く劣化してしまうものと長持ちするものだったら、後者の方がいいですもんね。
エンジンオイルには、いくつかの品質規格があるみたいです。代表的なものとしては
- API
- ISLAC
がありますが、欧州ではACEAという規格もあるみたいです。(ルーテシアの純正オイルにはこの規格表記がある)
基準やら表記の詳しい内容については下記を参照してください。
車種によっては一定以上の規格が求められるものもあるので、その辺は事前に確認しておいたほうがいいと思います。
まとめ
以上をまとめると、
- オイルはベースオイルによって種類が分かれる
- オイルの性能は粘度と品質規格で表される
- 自分のクルマに合った性能のものを選ぶべき
こうして色々調べてみると、オイルひとつ取っても奥が深いですね〜。
持ち込みの方が安く済むのでは?という点に関しては、オイルのクオリティ次第ってことになりますかね。ディーラーによっては持ち込み料とか取られるかもしれませんし、そうなるとかえって高くつくかも。
ディーラーで純正オイルにしてもらうか、もう少し色々検討して自分で買うか…もう少し悩んでみます。。