バイクの個人間シェアサービス
以前、記事にも書きましたが、私は自分のバイクをAirRideというシェアリングサービスに登録し、オーナーとして貸し出しています。

三密を回避できる移動手段としてバイクが注目されつつあるという事情もあってか、ここ最近では登録台数も増えてきており、それだけ需要が増えているのかなと思います。
ところで、調べてみると、個人でバイクを貸し出せるサービスとしてベストBike®というものも存在しているようです。
ここで気になってくるのが、貸し出す側の目線で見たとき、どっちのほうが良さそうか?ということ。
そこで今回は、それぞれのサービスの特徴をまとめつつ、ちょっと考えてみようと思います。
AirRide
まずは、いま私が登録しているサービスのAirRideから、主な特徴を挙げていきたいと思います。
無料で利用できる
バナーにも書いてありますが、借りる側も貸す側も、無料で登録できます。
車検証、免許証など必要書類の画像を送付して申請し、承認が下りれば即貸し出しできるので、貸し出すまでのハードルが低いのもメリットです。
保険も適用される
また、昨年7月からは保険も効くようになっていて、
- 対人賠償保険 1名につき無制限
- 対物賠償保険 1事故につき無制限(免責額0円)
- 人身傷害補償 1名につき3000万円まで
- 車両保険 1事故につき時価額または100万円のいずれか低い額を限度(免責額10万円)
- 対物超過修理費用特約 あり
- 搭乗者傷害(死亡・後遺障害)特約 1名につき1000万円まで
- 搭乗者傷害(入通院/一時金)特約 1名に付き100万円まで
- 弁護士費用(自動車事故型)特約 あり
- ロードサービス費用特約 あり
- 移動費用対象外特約 あり
という感じで、補償内容が充実しています。
アフィリエイト報酬がもらえる
会員登録するとアフィリエイト用のバナーが貼れるようになり、そこから会員登録した人がバイクを貸し借りするとアフィリエイト報酬がもらえるというシステムになってます。
まあ、副次的なものではありますが、ちょっと嬉しい制度ではあるかなって感じです。
利用者が増えてくれれば自分のバイクを借りてくれるかもしれないし。
ヘルメットの貸し出しはできない
こういうご時世ということもあってか、“ヘルメットの貸し出しは遠慮してください” との注意書きがされています。
まあ厳密にいえば規約に書いてあるわけではないので、個人の裁量に任せる、という感じなんでしょうけども…大っぴらに “メット貸し出します” とは言いにくいですね。
基本、レンタル利用者ってバイクを所有していない人が多いと思うので、ヘルメットも貸し出せたほうが利用率は上がりそうな気もしますが…感染防止の観点から考えると悩ましいところですね。
ベストBike®

こちらも個人でバイクを貸し出すことができるサービスですが、AirRideとはいろいろと形態が異なります。
また、米Google本社より「世界的にポテンシャルの高い企業」との認定を受け、バックアップを受けているという特徴もあります。なんかすごそう。
オーナー登録には費用が掛かる
まずAirRideと異なる点として、オーナー登録に費用が掛かります。
また、登録のためには車検証の原本およびナンバープレートを送付する必要があります。
(保険及びナンバーがシェアリング用に切り替わります)
また、法定点検の整備記録の写真を送付する必要もあり、AirRideと比べるとオーナー登録までのハードルが少々高めです。
ただし、利用する側からすればそれだけバイクの品質が保証されているということで安心感にも繋がります。
保険はレンタルバイク用に切り替え
上記でも書いている通り、保険を切り替えます。
切り替え後の保険は自分の利用時も適用できるので、追加で任意保険に入る必要はありません。
ちなみに補償内容は下記の通り。
- 対人補償:無制限
- 対物補償:無制限
- 搭乗者傷害補償:500万円(死亡時)
- レッカーサービス:150kmまで無料
- 年齢制限:なし
- 車両保険はオプション(別料金)
これだけ見ると保証内容としてはAirRideのほうに分があるかな~って感じです。
貸し出しは専用キーBOXで
トラブル防止の観点から対面貸出しは不可で、専用のキーBOXを持ちいて貸し借りするとのこと。
また、貸し出す場所は指定の駅前駐輪場で行います。
基本的にはサイトに登録されている拠点でしか貸し出せないようですが、申請すれば貸し出し拠点の追加を検討してくれるようです。
用品貸し出しサービスがある
こちらはAirRideと異なり、ヘルメットやグローブなどバイク用品の貸し出しサービスも行っているので、普段バイクに乗っていない、所有していない人も利用しやすくなっているかなと思います。
この違いが集客にどれだけ影響しているのかは正直わかりませんが。。
結局、オーナーとしてはどっちが得なのか
上記を踏まえて、両者をざっと比較するとこんな感じ。
AirRide | ベストBike® | |
---|---|---|
登録費用 | 無料 | 有料 |
収益率 | 貸出料金の70% | 貸出料金の60% |
維持費 | 〇 | △ |
保険の充実度 | 〇 | △ |
セキュリティ | △ (自主管理) | 〇 |
用具貸し出し | × | 〇 |
この観点だけで見るとAirRideでいいじゃん、と思っちゃうのですが、ベストBike®のほうが集客力があるのだとすれば悩みどころかなあと。
AirRideは、宣伝というところに関しては各個人が頑張らないといけなさそうな雰囲気なのと、用具の貸し出しができないのがちょっと悩みどころですね。
非対面での貸出に関しては、個人でキーBOX導入してしまえばAirRideでも可能でしょうし、不安材料としてはそれぐらいかと。
借りる側の目線で不安材料ってあと何かあるかな…?
- 保険の補償範囲
- 事故・故障時の対応
- きちんと整備されているかどうか
- 用具借りれるかどうか
- 利用料金、保険の料金
- 車両装備が充実しているか
- 対面による個人間のトラブル
ぐらいしか思いつかないけど。
正直、愛知という土地柄のせいもあるのかなかなか借り手がつかないので(笑)、
思いつく範囲でいろいろ改善してみようと思います。
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