アメリカから帰国後の子育てについて考える

育児
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昨年末に帰国してからはや半年近く経ちます。

未だに仕事としてはアメリカとやりとりすることもあるので、
私個人としてはまだ向こうの生活の延長上にいる感覚ですが、
家族にとっては環境がガラッと変わって
(母国とはいえ)慣れない日々だったのかなと思います。

とりわけ子供は渡米翌日から現地の保育園に預けていて、
もはや日本よりも向こうのほうが生活が長かったので
文化的に色々違って(それでも2歳直前まで日本にいたとはいえ覚えてないだろし。。。)
大人以上に苦戦したところはありそうです。

ということで今回は、
帰国後に子供関連で感じたことをいくつか書いておこうと思います。

 

まあ正解のない話ではあるので、一つの参考にでもなればと思います。

子供の保育園生活

うちの場合は、たまたま義実家の近くにALL ENGLISHで過ごす保育園というのがあって(年度途中でもちょうど空きがあった)、
何人か外国人の先生もいるところだったので
慣らすにはちょうどいいかと思いそこにしました。

とはいえ、向こうのPreschoolとは方針や周囲の環境等またちょっと違うので、
息子も暫くは慣れるのに苦労していた(毎朝ぐずっていた)ようです。
まあアメリカでもほぼ最後まで毎朝グズってたけど。

特にトイレ周りは、日本だとみんなオムツ取れるのが早い一方でうちの息子は帰国時点であんまりだったので、
周囲から浮かないかちょっと心配ではありました。(家でもあまり積極的にトイトレしてこなかったからといえばそうなんですが)
ただ、本人的にこのままではいけない自覚はあるようで、
結果的には周りも見つつちょっとづつ成長しているので暫く様子見かな…という感じです。

園生活の雰囲気もアメリカにいたときとは違って
昼寝がなかったり、散歩があったり、やることも違うためかけっこう疲れるようで、
保育園のトイレで寝落ちしたりすることもあったようです。
最近は体力がついて来た感じはありますが、たまに帰りの車内で寝ちゃいます。

友だち作りに関しても、そもそもが人見知りなので最初は結構苦労してたみたいですが(名前聞くの恥ずかしいって言ってたり)、
ある程度慣れてきてからは徐々に仲のいい友だちがでたようで一安心。

幸い(?)近年では日本でもスパイダーマン関連のグッズが増えているようで、帰国直後でも共通の話題があってよかったな、、、と。

もっぱら最近はウルトラマン、仮面ライダーですが。

たぶん全部私のせいだ。

 

日本語と英語、どうやって覚えていくか


言語の問題は、帰国子女あるあるなのかもしれません。
よく聞くのが、海外生活が長いと現地の言葉に慣れすぎて日本語が使えなくなってしまうという話。

うちの場合、アメリカでも家にいるときは日本語で話してたので
会話に関しては大きな問題はない(ずっと日本で育って来た子と比べると若干語彙だとか流暢さはないかもしれないけど気になるほどではない)けど、
文字を書いたり数字を数えたりは基本英語なので
これから頑張って日本語を習得しないとなあという感じです。

まあまだ年長の歳なので、
日本語に関してはこれから覚えていけばいいかなと思ってます。
最近はひらがなの読み書きを練習中。

一方で、この先英語を使わなくなったら忘れてしまうのかな?という心配もちょっとはあります。(まあ英語でyoutube見てたりするから大丈夫かもしれないけど、、)

日常的にではなくとも、今後、維持するためにも喋る機会はどこかで持てたらいいのかなと思います。

言語習得の悩みに関して調べてみた

駐在中、日本にいる韓国人の上司と電話で雑談してて上記と似たような話になったのですが、
そのとき出た結論は「今後日本で暮らしていくならまず母国語を安定させるべき」でした。

実際、母語が安定すると多言語の習得にもプラスになるというのは提唱されているようです。
まあ確かに、どの言語でもいいから深い思考ができるほどうまく使いこなすことができれば、他の言語の習得の際にもそれを活かすことができるというのは理にかなった話だと思います。

CでもPythonでもVBAでもどれかを使いこなせれば、他の言語の習得に応用できるって言ってるような感じかな?(得意不得意はあれど文の構成とかやれることはだいたい共通してるので)

そういう意味で行くと日本の教育カリキュラム(国語をある程度やってから英語を始める)っていうのは合理的ではあるのか、、、

一方で、幼少期に英語を習い始めたほうがいいという話もよく聞くので、それと上記は矛盾しないか?とも思うのですが、
発音や聞き取りという意味では幼少期から始めたほうが定着しやすいという意味で、思考力も鍛えつつ複数言語取得という意味では、まず母語を安定させていくのがいいらしく、結局はバランスが大事ということらしいです。

流行りのチャットGPTにまとめてもらったのはこんな感じ。

年齢理想的な言語環境
0〜6歳音に慣れる、多言語環境はOK。ただし家庭内の母語もしっかり。
小学生母語の読解・作文力をしっかり育てつつ、他言語は「楽しく」触れる。
中学生以降認知力・学力を使って、他言語を深める「学習」へ移行。

まあ日本の教育カリキュラムに乗っかりつつ、私生活ではライトに他言語(英語)に触れておくって感じですかね。

英語に「触れる」ために

息子の英語に関しては、
すでにある程度使っているぶん「学習」っていう感じでもないと思うんですが、
継続して触れていけるようにするのにどうしたらいいかを
ちょっと案だししてみます。

ディズニー英語

うちの場合はもともと赴任が決まる前(息子が生後数カ月)からやってて、
部屋の片隅には置いてあるっていう程度でしたが
英語をある程度理解してからも結構興味を持って本を読んだり遊んだりしていたので、
英語に触れるという意味ではいいのかなと思います。
まあ新規だとなかなか良いお値段するので万人におすすめはできないかもしれませんが、、、

アプリやゲーム

近頃は子供向けの教育アプリがあったりするので(言語を選べる)、
そういったものを触れられるようにしとくのもありかなと思います。
使い過ぎが心配であれば時間制限設けるとか、そういうのも最近は容易ですし。

私自身、子供時代(って行っても中学生ぐらいですけど)日本語でクリアしたゲームの英語版を買って前編英語表記でやってたりしました。
日本語のセリフとかはほぼ全部頭に入っているから「へえ、こういう言い回しなんだ」的な感じで楽しみながらやってた思い出。

アメリカのことをたまに振り返る

買ってきた絵本読みながら「ここ行ったね」みたいなのを振り返ってもいいし、
可能ならたまに向こうの友だちと連絡とってもいいのかなと思います。
時差があるから後者はなかなか大変かもしれませんが。

ただ、思い出と結びつけることで忘れにくくするというのもあると思うので(それは帰国子女ならではですが)
維持する、触れるという意味ではありなのかなと思います。

まとめ

帰国後の子育てといいつつ結局言語面にほぼ振ってしまいましたが、
わりとみんな悩む部分ではあるのかなと思います。

結論、上で述べたように幼少期のうちは軽く英語に触れつづけることで耳を慣らしておき、母語が安定してから学習に入るというのが良さそうです。

まあそこのバランスは今後ずっと日本にいるのか、どこかで移住や再度赴任の予定があるかでまた変わってくると思いますが。

冒頭でも述べたように確固たる正解はない話だと思うので、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

 

 

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