いつもはバイクやクルマの話がメインのこのブログですが、たまには違う話題を。
私、実は大学時代に合唱サークルに入っていたこともあり、歌うのが好きです。
社会人になっても、アカペラとか、何かしら違う形で歌えんかな〜と思っていたのですが、やりたい曲の楽譜がなかったりするんですよね。。
そこで思いました。やりたい曲の楽譜がないなら自分で書けばいいじゃん、と。
ということで、楽譜の販売はじめました。
楽譜を販売するときに注意すること
自作の楽曲ならともかく、今回の私のように人様の楽曲を楽譜に起こして販売する場合、著作権の問題がついて回ります。当たり前ですが、勝手に他人の楽曲を販売することはできません。
楽曲に対する著作権はいくつかの権利に分かれており、利用目的に合わせた申請が必要になります。
例えば楽譜を出版する場合は出版に関する申請が必要になります。
詳しい様式や申請方法はJASRACのホームページを参照ください。

私も学生時代は演奏会のために楽曲の利用申請をする必要があったので、京都のJASRACに行って書類書いたりしてました。今はオンライン窓口もあるようなので便利そうですね。
…とはいえ、正直、いちいちこういう申請を通して料金払ってようやく出版、って正直個人でやるにはかなりめんどくさい作業だと思います。
そこで今回利用したのが、Piascoreという楽譜販売サービスです。
Piascoreとは
このPiascoreというサービスは、アプリやWeb上で楽譜を電子販売できるサービスです。
JASRACやNextoneと契約を結んでいるため、これらの管理下にある楽曲であれば出版に関する申請や料金の支払いを行う必要がありません。(ただし、編曲など楽曲の改変を行う場合は別途権利者の許諾を得る必要があります。)
代わりに売上代金の2割(Webで購入) or 6割(アプリ内購入) がとられるわけですが、個人で販売しようと思うと個別で申請が必要なのと広告宣伝が大変なのと、、、っていろいろ手間かかることを考えれば、手間賃としてはそんなものじゃないでしょうか。
今回はアカペラに編曲しているので権利者に別途申請して許可を得たわけですが、JACRSCへの手続きがないってだけでも楽譜販売のハードルはけっこう下がっていると思います。
楽譜販売までの手続き
では実際に私が楽譜販売までに実施した流れを簡単に書いておこうと思います。
会員登録
まずは販売者としての情報をPiascoreに登録する必要があります。
といっても、まずはメールアドレスと名前の登録ぐらいです。
振込口座などの情報は、振込申請時に記入すると思われます。
楽譜を書く
当たり前ですが楽譜を書かないと何も始まりません。笑
何を使って書くかは人それぞれ好みがあると思いますが、私はフリーソフトのmusescoreを使って書きました。
個人的に学生時代から使ってるので使いやすいっていうのもありますが、無料で使える割に高機能で楽譜も綺麗に書けるのでおススメです。
ちなみに作詞者、作曲者の情報は楽譜上に記載するように指定されているので、下記を参考に作成するといいでしょう。

出版社に編曲の許諾を得る
今回販売したのは編曲した楽譜なので、編曲の許可を権利者に取らないといけませんでした。
今回、許諾を得る必要があったのは出版者である “アミューズ(株)” なので、下記URLにある申請書を記入してメールで送付しました。

確認に時間かかると書いてあった割には2~3日くらいで回答いただけたので、かなりスムーズに感じました。
許諾書を添えて楽譜をアップロード
上で取得した許諾書と楽譜を Piascore にアップします。
このとき、アーティスト情報など楽譜に関する周辺情報も入力します。
アップロードが完了したら販売申請済みになるので、承認が下りれば晴れて配信開始となります。
まとめ
今回は、楽譜販売サービスについて書いてみました。
趣味で作曲や編曲している人は、利用してみてもいいと思います。
その後の売り上げ状況とか何かあれば、また経過報告がてら書こうと思います。
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