最近、他の駐在員の方と話していて
「クレジットカードを作りたいけど、どれにすべきか迷う」
というような話を聞きました。
実際、自分もいろいろ調べていくつか作ったし、過去の記事でも軽くは触れたわけですが、
こういう情報って会社じゃ説明してくれんし調べないとわからんよな…というのと、
どっかに情報をまとめといた方が、後任の人が来たときにも便利よな、と思ったので
思いつく限りでまとめておきます。
Contents
クレジットカードの選び方
アメリカはどこでもカード払いが一般的なのもあってか、非常に色んな銘柄があります。
ここではクレジットカードを選ぶ上で役立つ、代表的な観点を挙げておきます。
クレジット会社のブランド
観点の1つ目は、どのブランドのカードを作るかという点。
代表的なのはAMEX, MasterCard, VISA, DISCOVERあたりかと思いますが、
ざっくり下記のような特色があります。
ブランド | メリット | デメリット |
---|---|---|
DISCOVER | 年会費無料 JCB/Diners/銀聯の加盟店で使用できる | 特に米国外だと 支払いに使えない場合がある |
Visa | 国内外で広く使える 米国のコストコで使える | 特になし |
MasterCard | 国内外で広く使える | 特になし |
American Express | 還元率が高い 様々な提携サービス・特典がある | 特に米国外だと 支払いに使えない場合がある |
特に気をつけたいのが、
所有している銘柄がAMEXだけだとカナダやメキシコに行った際に使用できず現金払いを強いられることがある、という点です。
実際、出張や旅行で出かけた際、特に小規模な店舗ではAMEX不可の表記をたびたび目にしました。
ではAMEXは使いにくいのかというとそんなことはなく、リワードで溜まるポイントの汎用性が高く使いやすいので、VISAやMasterなどの銘柄と合わせて複数銘柄を所持するのがいいと思います。
あと銘柄関連の注意点としては、アメリカのCostcoでは2024年現在でVISAしか使えません。
(ただしオンラインではMaster使用可、また店舗でもデビットカードのみMaster使用可)
なので個人的にはAMEXとVISAを優先的に作りました。
還元方法(リワード)
基本的にクレジットカードにはそれぞれ何かしらの特典が付与されていますが、
主には
- キャッシュバック
- ポイント・マイル還元
に大別されます。
また、決済内容 (ホテル予約、レストラン利用など) に応じて 個別の還元率を持つものも多く、
実質それによってカードを使い分けることができます。
例えば、
- カードA: ホテル決済でポイント3倍、レストラン利用でポイント2倍、その他1倍
- カードB: スーパーマーケットの利用でポイント3倍、その他1.5倍
というカードを所有していたとすると、旅行やレストランの利用時はカードAを、それ以外はBを使ったほうが効率がいいということになります。
また、基本の還元率以外にも、
期間限定のオファーで特定店舗の買い物をするといつも以上のキャッシュバックが得られたり、
よりポイントが溜まりやすくなったりするので、そういった点でも使い分けができます。
(この辺のオファーの多さはクレジット会社というより提携先の銀行などに依存している気がします)
ポイント・マイルとキャッシュバックどっちがお得か問題
幾つかカードを調べていくと悩ましくなるのが、
キャッシュバックとポイント・マイル還元のどちらを選ぶべきか?という問題。
結論から言うと、用途が決まっている場合はポイントやマイルにした方がお得だとおもいます。
例えば、2%のキャッシュバックが得られるカードと
$1利用につき2マイルが得られるカードがあったとして、
$10,000 利用した際の還元額は前者が$200, 後者は20,000マイルになります。
例えばデルタ航空の場合、次期次第ではありますが、
USドルだと$237かかる航空券を20,000マイルで購入できる場合があります。

マイルで購入する場合

キャッシュで購入する場合
加えて、デルタの場合はGold以上のカードを所持していると必要マイル数が15% OFFになるという特典もあるので、単にキャッシュバックをもらうよりもマイルで還元を受けた方が得になります。
ただしこれは、還元される分を航空券に使うと明確に決めているから成り立つ話であって、
生活費の補填に使う可能性があったり、用途を限定したくない場合には
キャッシュバックのほうがお得かもしれません。
年会費、海外手数料
年会費無料で作れるカードも多々ありますが、
一般に有料のもののほうが還元率や受けられる特典はよいです。
年会費は$100~300ぐらいのものが多く、日本円に換算すると高く感じてしまうかもしれませんが、
入会特典でもらえるボーナスで1年分ぐらいは元が取れると思います。
(一定期間内に一定額以上利用などの条件はありますが、数百ドル相当が返ってきたりするので)
なので、上記の還元方法と合わせて、よく使いそうな用途に特化したカードは有料のものを選ぶ、
あまり使わないが銘柄を確保しておきたいものは無料のもの、のように選ぶといいかもしれません。
また、駐在員やってると特に気になるところが海外使用時の手数料。
日本への一時帰国時もそうですが、アメリカからだと旅行や出張でカナダ、メキシコに行く機会も多いので、現地での利用のたびに3%程とはいえ手数料がかかるのはちょっと気になります。
数は多くありませんが、年会費も海外手数料も無料という銘柄もいくつかあるので、
そういったものを1枚は持っておくと便利かもしれません。
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