自動車やバイクも電動化、ハイブリッド化が進んでいて、変速機もATやCVTが主流になってきているこのご時世。
確かに近年の自動車に関する制御は精密になってきているため、ATの方が燃費や走行性が良かったりする面もあります。ATしかないスポーツカーだってたくさんありますし。
ですが、クルマ好きとしては、自分で自在にギヤを操れるMT車というのも魅力的だなと思います。
バイクもそうですけど、ガチャガチャやるの楽しいんですよね。単純に。笑
あと、自分で制御できた方が好みのフィーリングを作れるから面白いっていうのもあります。それは職業病みたいなもんですが。
さて、そんなMT車ですが、現行モデルで買えるのってどれくらいあるんだろう?と思って調べてみたので結果をご紹介します。今回は海外メーカーと商用車は除きます。軽トラとか紹介するのもそれはそれで面白いんですが、乗用の方が需要はあると思うので…
画像は楽天の商品ページに飛びますが、市場価格の参考として使ってもらえればいいです。(公式ホームページージにリンク貼ってもいいんですが、MTグレードの価格設定まで辿り着くのがてまだとおもうので)
結論からいうと、思ったよりも多いです。
商用車を除くとスポーツカーくらいしか無いのかな、というイメージでしたが、いわゆる大衆車みたいな車種もあったりします。もしかすると、利便性とか安全性だけでなくて、MTを操る楽しみ、みたいなところも含めてクルマのあるべき姿を見直されてきているのかもしれませんね。
トヨタ
新型ヤリス
画像はトヨタ公式ホームページより引用
いわゆるヴィッツの新型です。(2019.11.15現在は未発売なので厳密には現行ではないですが)よくよくみてみるとMTの設定があります。
カローラ
ハッチバックタイプのカローラスポーツを皮切りに、セダンタイプやツーリングワゴンタイプが次々に発売されました。iMTという、ドライバ操作に合わせてエンジン回転数を制御するという、新型のシステムが搭載されています。MTを操作する楽しみはそのままに、快適性を向上した感じですかね。
C-HR
ハイブリッドのイメージが強かったんですが、実はガソリン車の方にMTの設定が追加されました。マイナーチェンジで変わったそうです。あとGR SPORTSでも出てますね。後部座席はさほど広くありませんが、一応5人乗りなので極端に狭いというわけでもありません。なので、子供を後部座席に乗せるなどすればファミリーカーとして十分使用できる実用性を持っています。
86
スバルと共同開発した車種。6MT搭載です。
一応4人乗りですが、後部座席はないに等しいです。座れはするけど足を置くところが…笑
ゴルフバッグは載るので、後ろは荷物を置くだけ、と考えれば十分な搭載性かもしれません。
店舗によるかもしれませんが、トヨタレンタカーで扱っているので、お試しで乗ってみるのもいいと思います。結構楽しいですよ。
日産
マーチNISMO
マーチは基本的にCVT搭載モデルですが、NISMO仕様のみ5MTが設定されています。こういうちょっと可愛らしい見た目でスポーティに走れる車って個人的に好きです。ギャップ萌えみたいなもんでしょうか?笑
昔のマーチでも12SRみたいなスポーツグレードがありましたし(一時期乗ってました)、こういう車種も結構需要あるのかなと思います。
フェアレディZ
日産を代表する車種の一つだと思います。流線型のボディ、かっこいいですよね~
クーペということで、実用性よりも趣味性が高い(値段も高価ですし)クルマではありますが、こういう車は乗ってて純粋に楽しいです
ホンダ
フィット
先日のモーターショーで新型が発表されたフィットですが、現行モデルには5MTの設定があります。コンパクトな車格の割に室内空間は広く、人を乗せたり荷物を載せたりするにも使い勝手は良さそうです。シートがフルフラットになるので、車内で寝転がれるという特徴もあります。
シビック
少し前まではタイプRがFFの世界最速だったので、そういう意味でもネームバリューのある人気車両。街でも比較的よく見かけますね。セダンタイプもありますが、残念ながらハッチバックタイプとタイプRにしかMTの設定はなさそうです。
S660
軽自動車にしては珍しいオープンカー。街でもちょこちょこ見かけますね。趣味性が強い車ですが、軽自動車ということもあり燃費は比較的良く、維持費も安いという利点があります。車両価格は軽自動車としては結構しますが。。
スバル
WRX STI
12/23で生産終了が宣言されてしまいました。。
スバルは基本、自社製品であるリニアトロニックCVTを搭載した車両ばかりですが、これとBRZだけはMTの設定があります。
個人的にはフォレスターとインプレッサにも残しておいてほしかったところですが…需要が少ないのとアイサイトとの協調を考えてのことなのでしょう。。
BRZ
トヨタでいう86ですね。見た目も性能も実質同じなのでここでは詳細説明は省きます。
マツダ
MAZDA2
いわゆるデミオですね。コンパクトカーの部類で、ホンダのフィットなどが競合車でしょうか。後部座席はそこまで広くないようですが、子供を乗せる程度であればファミリーカーとしての運用もできるかと思います。
また、マツダ車の特色としてディーゼルエンジンのタイプもあります。(ガソリンエンジンよりも40万円程度価格は上がりますが)
一般にディーゼルのほうが燃費がいいので、結構距離を乗る人であればディーゼルを検討するのもいいかもしれません。
MAZDA3 FASTBACK
いわゆるアクセラです。5ドアスポーツタイプということで、実用性というよりも、運転する楽しさに関する部分を充実させた車だと思います。走行性能だけでなく音響設備にも拘っており、運転中によく音楽を聴く人、音質にこだわる人は一度検討してみてもいいかもしれません。
MAZDA6
今まででいうアテンザに相当します。セダンとワゴンの2タイプあるので、好みのタイプで選ぶことができます。高級感あるインテリア、後部座席もゆったりしているので人を乗せるにもいい車だと思います。後部座席用にエアコンついてますし。
CX-3
最近人気のクロスオーバーSUV。デミオをベースにSUV化した車種です。車高が上がっている分乗り降りはしやすくなっていますが、ベースがデミオ(MAZDA2)なので室内はそこまで広いわけではないです。ただコンパクトで扱いやすいサイズなので、人数は乗せないけどSUVに乗りたい、という人にはいいと思います。4WDの設定もあるので、雪山に行く人には重宝するかも。
CX-30
こちらはMAZDA3のSUV版。サイズ感としてはCX-3と5の中間くらい。小さすぎると狭いし、かといって大きすぎると取り回しがしにくい、ということで、案外運転するのにちょうどいいサイズかもしれません。CX-3の弱点であった室内の狭さをカバーしているので、ファミリーカーとしても十分使えると思います。
CX-5
マツダのSUVとして1番よく見かける車種な気がします。サイズが大きいので室内も十分広く、実用性とデザインの観点からいってもバランスがいい車種です。人気だからか結構グレードも豊富で、装備に関する選択肢が多いのも強みだと思います。
ロードスター
オープンカーソフトトップタイプのものと、ハードトップタイプの2タイプあります。
国産のMT車、かつオープンカーという組み合わせは実は希少なので、オープンカーがいい!という方には選択肢として入ってくる思います。
ダイハツ
コペン
軽自動車のオープンカーとして有名な車種です。
S660同様、かなりコンパクトなので趣味性の高いクルマですが、ローブ、エクスプレイ、GR SPORTS とバリエーションがあります。特にエクスプレイはボディの一部を交換できる仕組みになっているので、見た目で個性を出しやすいのが特徴です。
スズキ
アルトワークス
アルトのスポーツグレード、ということになるでしょうか。軽自動車の軽さを生かして走行性能を突き詰めた車種ということで、かなりスポーティさを味わえると思います。価格もコペンやS660ほどしないので、比較的お手頃な軽スポーツカーかもしれません。誤発進防止とかブレーキサポートみたいな安全機能がついているのも嬉しいところ。
ハスラー
意外や意外、ハスラーにもMTの設定ってあったんですね…まあ、ハスラーはアウトドアへの利用も推していて、軽のクロスオーバーSUVとも呼ぶべきコンセプトの車なので、4WDかつ5MTの設定があるのは強みかもしれませんね。
ジムニー
根強い人気のあるクロスカントリーSUV。軽自動車ながら、ラダーフレーム構造の本格的なやつです。オフロード走行とかバリバリやりたいぜ、って人にオススメです。速く走るというより走破性に特色のある車ですかね。
ちなみに、カスタムパーツでメルセデスのGクラスみたいな見た目にすることもできます。笑
スイフト
スイフトスポーツは6MT、スイフトのRSには5MTの設定があります。コンパクトながら見た目もスポーティですし、サイズ的にも取り回しやすいし、後部座席も車格の割には広いので、使い勝手のいい車だとおもいます。
まとめ
欧州では未だMT車の需要が高いこともあってか、海外メーカーの車にはMTの設定が多いのですが、案外国産でも現行モデルで買えるMT車が多いのは意外でした。
もしかすると試乗できるものもあるかもしれないので、ディーラーに覗きに行くのもいいかもしれませんね。
この記事が、これからMT車購入を考えている方の参考になれば幸いです。