飲酒検問との遭遇
世間は三連休。
ここ数日はコロナの感染拡大が激しいこともあって、「我慢の三連休」などとも言われてますが、近場で飲みに出たりする方はいるのではないでしょうか。
そんな事情があってなのか、先程、飲酒検問に遭遇しました。
遠目に見ると工事かな?と思ったのですが、警察車両と思しき車が近くにあったので、あぁ、検問か、と。何気に愛知にきてから初めて遭遇しました。
遠目でいいので息吹きかけてくださいね〜と差し出された検知器に、フーッと息を吹いてアルコール濃度を確認してもらい通過。
時間にして10秒足らずでしたし、場所も踏切手前だったのでどうせ止まるし、かなり良心的な検問でした。
飲酒運転について意外と知らないこと
検問を受けてふと思ったのが、飲酒運転はいけないというのはわかるけど、判断基準とか具体的なことってあんまり知らないよな、ということ。
別にそんなん知らんでも、運転前にお酒飲まなきゃええだけやんという話はありますが…
認識違いでうっかりみたいな可能性も捨てきれないので、きちんと内容を知っておくことは重要かと思います。
飲酒運転の基準と処罰
まずは、
- 飲酒運転で検挙されるレベル
- 検挙された場合の処罰
について書いていきます。
道交法上は3つに区分される
法律上、呼気中のアルコール濃度に応じて3段階に処罰が分かれます。
運転者の状況 | 点数 | |
---|---|---|
酒酔い運転 | アルコールの影響により正常な 運転ができないおそれのある状態 | 35点 |
酒気帯び運転 | 呼気1リットル中アルコール 0.25mg以上 | 25点 |
呼気1リットル中アルコール 0.15mg以上0.25mg未満 | 13点 | |
点数的に、前歴がなくても最低でも免許停止、それ以上は免許取消しになります。
それだけ危険な行為ということですね。
事故を起こした場合はさらに重い処罰がある
飲酒運転だけでも免許停止や取り消しなどかなり重い処罰を受けることになりますが、
万一その状態で事故を起こしてしまうと、自動車運転死傷処罰法でも裁かれることになります。
飲酒状態での事故時は過失運転致死傷罪よりも重い処罰となり、罰金ではなく懲役となります。
もちろん刑事的な罪だけではなく、被害者への賠償責任はもちろん、社会的にも大きく信用を失うことになるので、飲酒運転の代償はかなり大きいといえるでしょう。
アルコール濃度と人体への影響
さて、道交法だと0.15mg/L、0.25mg/L で点数が変わってくるわけですが、実際、身体にどの程度影響があるレベルなのでしょうか。
下記のサイトによると、呼気中のアルコール濃度が0.1mg/Lを超える時点で反応時間、追跡技能、多方面の注意といった能力が低下し、0.15mg/Lを超えるとハンドル操作に悪影響を与えるとのこと。
さらに0.25mg/Lを超えると、視界が定まらなかったり規則を守るという判断ができなくなったりするレベルのようです。
確かに、そんな状態で運転されるとか恐怖でしかないですよね。。。
分解までの時間に注意
よく言われることかもしれませんが、アルコールを代謝するには時間を要します。
そのため、深夜まで飲酒した後は、昼頃まで体内にアルコールが残っているという場合もあります。
体重60kgの人の場合、純アルコール20g(ビール中びん1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯)が体内から消えるまでに約4時間かかるといわれています(個人差があるとはおもいますが)。
なので、翌日運転する予定がある場合は早めに飲酒を切り上げる、量を減らすといった対策が欠かせません。
まとめ
飲酒運転の判断基準や処罰の内容、注意点について調べてみました。
交通事故や違反というのは、自動車業界で働くものとして特に気を付けなくてはいけない部分ですし、社会的にも撲滅すべき問題であると思っています。
飲んだら乗らない、というのは大前提として、飲んだ翌日も、まだアルコールが残っているのに自覚なく運転してしまう…なんてことのないように、お酒を飲む際はしっかり気を付けるようにしたいと思います。
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