累計400万部を売り上げているベストセラーの「金持ち父さん貧乏父さん」。

タイトルは聞いたことがあるものの、何となくお金の話って抵抗あるんだよな〜と思ってずっと読んでいませんでした。
ただ、最近、資産形成について意識するようになると「金持ちの人ってどうやって資産を築いたんだろう?どういう考え方が普通の人たちと違うんだろう?」というのが気になってきました。
また、先日友人と話しているときに

この本を読んで感想を聞かせてくれ。お前ならきっと面白いこと言ってくれそうだから
と薦められた(?)こともあって、今後の参考になればと思って読んでみました。
全体通して思ったこと
まずは、具体的な内容というより、ざっと読んで率直に感じた感想を列挙しておきます。
エピソード中心に書いてあるため読みやすい
筆者の実体験など具体的なエピソードを紹介し、そこから重要となる考え方に結び付けて説明しているので、ここで大切なことは何か?というのを理解しやすく、また、読みやすい構成になっています。
正直、この手の文字ばっかりの本って個人的にはあまり得意ではないのですが(笑)、具体例から入ってもらえるので状況がイメージしやすく、それによって筆者の言っていることが理解しやすくなっていると感じました。

やっぱり、新しい考え方を学ぶときは具体例があるとわかりやすいですね。
ボリューム的にもちょうどいい
個人的に読書という行為が苦手なので、あまり分厚いと途中で読み疲れて挫折してしまうのが常だったのですが、この本のページ数はあとがきを入れて262ページということで、1ページ1分としても4時間ちょっとあれば読めてしまいます。
(実際もうちょっとかかるとは思いますが、それでも土日の間に余裕で読み切れました)
なので、エピソード中心という構成も相まって、本読むのあんまり得意じゃないんだよな〜って方でも比較的読みやすいんじゃないかと思います。
電子書籍版がないのが残念
マジで内容関係ないですが、こんなご時世ですし、電子版あればいいのにな〜って思いました。
最近の読書は基本的にスマホやタブレットで見てたので (昼休みとか手軽に読めるし荷物も増えなくて便利なので…)、電子版がないのはちょっと残念でした。
でも、紙媒体であるというめんどくささはあったとしても、総じて読む価値はあったと思います。(そりゃそうだろって感じでしょうけど)
内容に関する感想
資産と負債のちがい
1番印象的だったのは、
金持ちは資産を買う 貧乏人の家計は支出ばかり 中流の人間はは資産と思って負債を買う
というくだり。この資産と負債の違いは何かというと、お金を生むかどうかという点。
例えば株式や債券、不動産(投資用)などは配当や家賃収入など定期的にお金を生んでくれる資産ですが、持ち家や自動車のローンなどは定期的にお金を持ち出していく負債になります。
結局この本では、金持ちになるには負債を減らし資産を増やすことが重要という、言葉にしてみれば当たり前のようなことが書いてあるわけですが、この”資産”と”負債”の考え方が違うと人生だいぶ変わってくるな…と。
持ち家を資産という考え方もありますが、家を売る機会を念頭において買っている人はそう多くないでしょうし、そうすると月々のローンと税金でお金を食っているという点では確かに負債だよな〜と。
じゃあ、家とか自動車をローンで買った時点で人生詰みなのかというとそういうことでもなく、それを活かしたビジネスをし、収入が見込めるのであれば負債から資産に転じることが出来るかもしれません。
要は、「お金がないからできない」ではなく、「どうしたらお金を生み出せるのか」を考えて行動できる(自分のビジネスを持つ)というのが金持ちになる秘訣のようです。

なんか書けば書くほど当たり前やんけ、という感じがしてしまうんですが、きっとそれが難しいことなんですよね…。
お金に対する恐怖心
もうひとつ印象的だったのは、大多数の人は、お金を失う恐怖心から「お金のために働く」選択をしてしまうが、それでは金持ちにはなれないということ、逆に「お金を自分のために働かせる」ことができるようになることが大事で、そのためにはお金について勉強し、正しく知ることが必要であるということです。
誰だって損をするのは嫌ですし、極力損はしたくない。でも全く失敗せずに成功するなんてことはない。
そうすると、極力損をしないようにするにはしっかり知識をつけて、無知から来る恐怖心を克服すること、たとえ失敗してもそこから学ぶ姿勢を持つことが必要になるのだと書いてあるのが印象的でした。
広く浅く知識をつける
恐怖心を乗り越えて自分のビジネスをもち、資産を築くためにはさまざまな知識が必要となるわけですが、専門的になるよりは広く浅く知識をつけることが大事というのも印象的でした。
まぁでも、自分で何かビジネスを起こそうと思った場合、確かに要求される知識やスキルは色々出てくると思うので、ある程度色々かじっといたほうがいいんだろうな…とは私も思いました。
これからどうしようか考えてみる
さて、この本を読んだからにはお金持ちになりたいな〜という漠然とした目標はあるのですが、そのためには何をしたらいいのか考えてみます。
会計学について学んでみる
今後、自分のビジネスを持ったとして (というか、今時点でもバイクのシェアリングとか不動産投資とかしてはいるんですが) 会計に関する知識はあったほうがいいと思うので、とりあえず会計学に関する書籍をいくつか漁ってみようと思います。
とりあえず、入門書っぽかったのでこれを買ってみました。
書類の読み方とかは知っておくと株式投資の企業分析にも使えそうなので、いろいろと応用が効きそうですね。
また、「会計学」で調べたらこんな本がヒットしたので読んでみました。
これまたタイトルは知ってて読んでなかったクチなのですが、これもなかなか面白い本でした。会計学の入門オブ入門みたいな感じでしょうか。
文庫だからか、「金持ち父さん貧乏父さん」よりもさらにさくっと読めてしまいます。半日くらいで読み切れるのでは?ってレベルです。
特に電子版は、ワンコインで買えるほどの価格なので、気になる方は是非。
ポートフォリオの見直し
まぁ株式投資は育児休暇入ったあたりからちょこちょこやっていて、最近は米国株とかインデックス投資にシフトしているのですが、もう少ししっかり企業分析して国内とか新興国の株も見てみようかと思います。

国内企業とか、だいたい「みんかぶ」の分析結果みて判断してただけで、自分で分析するのずっと避けてたので…会計の勉強ついでにこちらもがんばろうかと。笑
マーケティングのお勉強
時間がないと理由をつけて避けていたマーケティングのお勉強、改めて真面目にしようかなと思いました。このブログにしても、バイクの宣伝にしても、新しいビジネス立ち上げるにしても、何をするにも集客とって大事だと思うので。。
とりあえずは書籍を漁る感じですかね…セミナーとか色々あるのは知ってるんですけど、まずは自分なりに情報得てから参加するかどうか考えたいと思います。
まとめ
会社の夏休み最終日だったので、思い切って読書感想文を書いてみました。
とても三十路とは思えない拙い文体ですが、この本を読んだことのない人の参考に何かしらなれば幸いです。
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