OBDとは?
突然ですが、OBDって単語、聞いたことありますか?
On-Board Diagnostic の略で、要は自動車の故障診断とかに使う通信システムです。
現在の自動車には、コネクタの形状や通信システムが統一された”OBD2”に対応させる義務がありますが、さらにここ数年ではバイクにもOBS対応が義務付けられるようになりました。
車両のデータが手軽にとれる
故障診断機能といいつつ、OBDを利用すると割と色んなデータがとれます。
例えばエンジン回転数、スロットル開度、エンジン水温、車速、GPSの位置情報、などなど。
データを取るのも対して難しくはなく、コネクタに繋ぐスキャンツールと、対応するスマホアプリがあれば簡単にデータがとれます。
スキャンツールにはBluetoothでスマホと通信するものとWi-Fiを使うものがあり、Amazonなどで探せば比較的安く手に入ります。(ただし、iPhoneはWi-Fiにしか対応していないようです。)
ちなみに、私はAndroidのスマホまたはタブレットと、torqueというアプリの組み合わせで計測してます。
…と、ここまでの話は正直過去にもちょろっと書いてたり。
データ計測のやり方とか詳細を知りたい人はこの記事を参照してください。
R15にOBDツールは使えるのか?
さて、今日の本題。
近年ではバイクにもOBD対応が義務付けられていることを書きましたが、あくまで日本の法規の話。
私が所有するYZF-R15は国内では正規販売されていないため、ちょっと微妙なところ。
という事で、いつもクルマに使っているOBDツールが使えるのか試してみました。
コネクタはどこにあるのか?
ツールを使うには、まず接続するコネクタを探す必要があります。
自動車であれば運転席の下の方とかにコネクタがあるんですが、バイクの場合、一般的にはシート下にある模様。(まぁそこら辺にしか入れるスペースが無いと思うんだけど)
R15の場合、こんな感じ。
シートをロックする穴の横ぐらいに、黒いキャップを被ったメンテナンス用のカプラがついてました。
バイクはメーカーや車種によってこのカプラの形状が違うみたいで、うちのR15の場合は写真のような4ピンのものでした。
OBDツール接続ハーネス
写真にあるようなカプラはOBDのコネクタとは違うので、接続のためには専用のハーネスを使います。
実際繋ぐとこんな感じ。
シートを閉めるときに干渉しないよう、多少配線の取り回しを変える必要はありますが、なんとかシート下に収まりました。
スマホとの接続を試みるも…
ツールと接続したら、あとはAndroidのスマホとBluetooth接続してデータを取るだけ…なんですが、残念ながら接続ができない。。
ECUとの通信ができるまで時間がかかってるのかな?と思い、しばらく走行して様子を見てみましたが特に状況は変わらず。
考えられる要因としては
- ツールとの相性が悪い
- そもそも通信がOBDに対応していない
あたりかなぁと。クルマでも、スキャンツールとの固体的な相性が悪かったりすると同じような現象が起きたりしましたし。また、R15が海外向けのモデルという事でそもそも通信方式がOBD対応してない可能性もあります。
今回はBluetooth×Androidで計測を試みましたが、次回、念のためWi-Fi×iPhoneでも試してみようかなと思います。
まとめ
YZF-R15に対してOBDのスキャンツール接続を試みました。
残念ながら上手くいきませんでしたが、時間を見つけてもう少し色々試してみようと思います。
バイクのデータ採りが出来るとまた色々面白そうなことできるんだけどな〜。
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