本日、息子の入院付き添いで病院におります。昨晩から怒涛の勢いで色々あったので、入院の経緯とか、感じたことを書いていこうと思います。
入院までの経緯
風邪による発熱から突然の熱性痙攣
お盆休み期間中の疲れからか、息子がまた風邪で熱を出してしまいました。
これまでも何度か発熱をすることはあったので、いつものように外来を受診して解熱剤をもらい、寝る前に水分取らせたり薬を飲ませて寝かせたのですが…
夜中1時半ごろ、突然「ギャッ!」と息子が叫んだので驚いて目を覚ましてみると、両手足を縮めた状態で上を向き、泡を吹いて痙攣していました。
明らかに様子がおかしいため、妻も私も焦って救急車を呼び、最寄りの総合病院へ。
痙攣自体は30秒〜1分ほどで治まったので、救急車が到着した時点では意識も回復していましたが、救急外来にて点滴と採血検査、念のためコロナの抗原検査も受けることに。
検査結果も特に異常はなく、痙攣もこれが初めてだったとのことから、とりあえず帰宅していいとの話を受け帰宅しました。
帰宅後に再び熱性痙攣
問診が終わって帰宅していいと言われたのが朝3時半。
救急車で来たものの、電車も始発前だし、タクシー会社に電話しても営業時間外と言われてしまい、帰りの手段がなかったので仕方なく息子を抱いて1時間ほどかけて徒歩で帰宅。(もしかしてこれがいけなかったのか…?)
医師からのアドバイスで、安易に解熱剤に頼るよりは氷枕などでクーリングしてあげた方がいいとのことだったので、帰宅後は保冷剤をタオルで巻いてアイスノンのようにし、頭を冷やす形で寝かしつけました。
救急外来で散々暴れて疲れたのもあってか、すんなり寝入ったのでこれでひと段落、と思い私も寝つこうとしたとき…再び「ギャッ!」という息子の声。
見ると、今度は手足を伸ばした状態で痙攣している息子。通常、熱性痙攣は24時間以内に複数回は起こらないと聞いていたのでこれはまずいと思い、再び病院へ行くことにしました。
外来受診から入院まで
救急外来のときに、24時間以内に繰り返すようであれば入院になるとは聞いていたので、予め小児科に連絡して話をしたところ、入院は確定なので準備してくることと、外来受付ではなくそのままスタッフのところに来るようにとのことでした。
そして、スタッフの案内でそのまま小児科で問診を受け、息子はレントゲンや点滴、採血の処置を、付き添いの私はコロナの抗原検査を受け、病室に移動しました。
現在は点滴をしながら、酸素濃度や心電図を計測して経過観察しています。熱が下がって1日ぐらい様子をみてから退院となるそうで、おそらく期間は3〜5日ぐらいではないかとのことでした。
熱性痙攣になってしまったらどうするべきか
知っていてもいざ直面すると焦る
実を言うと、私と妹は幼い頃に熱性痙攣を起こしたことがありました。(記憶はないけど)
そのため、どういった症状なのかは予め聞いてはいたのですが、いざ自分の子供がなってみるとものすごく焦ります。
なので、まずは、とにかく意識的にでも落ち着いた方がいい気がします。
受診時に聞かれることを押さえておく
熱性痙攣で救急車を呼んだ時、外来にかかったとき主に聞かれたのは
- 熱はどのぐらいあったか?
- 顔色はどうだったか?
- 左右対称な体勢で痙攣していたか?
- 痙攣していた時間はどのぐらいか?
- 目はどこを向いていたか?
- 家族で熱性痙攣にかかった人がいるか?
ということでした。なので、上記のポイントを押さえておくと受診時にスムーズに話せると思います。
処置として気をつけること
上記のURLにも書いてありますが、痙攣時に嘔吐してしまうこともあるようですので、吐瀉物が詰まって窒息しないように横向きにするといいようです。
また、痙攣時に舌を噛まないようにと口の中に物を入れたり、顔色が悪いからと人工呼吸をしたりすると返って逆効果となる場合があり危険なので、やめた方が良さそうです。
熱性痙攣の種類と影響
いい機会なので、熱性痙攣についてちょっと調べてみました。
基本、24時間に1回以内の頻度、発作時間が15分以内、かつ左右対称に痙攣しているのであれば単純型熱性痙攣というものに該当するようです。

単純型であれば特に投薬も不要なようです。まぁ、とは言っても不安だとは思うので、念のため医療機関を受診した方がいいとは思いますが。
息子のように24時間以内に複数回発作が起こったり、15分以上の長い発作、左右非対称の痙攣などは複雑型熱性痙攣となり、状況によっては治療のために抗けいれん剤を飲んだりすることがあります(私がそれだったようです)。
熱性痙攣では脳障害や知能低下が起こることはないと言われています。ただ、髄膜炎や脳炎といった重篤な病気の症状でも、熱とともに痙攣発作が起こることがあるため、判別のためにも医療機関の受診は必要だと思います。
入院付き添いして思ったこと
入院付き添いしていて感じた、ちょっとした反省点を以下にまとめておきます。
オムツはテープタイプの方が楽かも
今回の入院で、息子は足の指に酸素濃度のセンサーを付けています。パンツタイプのオムツの場合、いちいちセンサーを外してオムツを交換する必要があって地味に面倒なので、テープタイプのオムツを用意しとけばよかったな…と思いました。
もちろんケースバイケースだとは思うんですが、子供の入院の際は、念のためテープタイプのオムツも用意しておくと作業的に楽かもしれません。
水分とおやつは自前で用意しておくといい
点滴で電解質や水分を補っているとはいえ、慣れない環境で泣き叫んだりもあって喉が渇くようで、息子はいつもよりも幾分ハイペースでお茶や水を飲んでいました。
自販機で麦茶を買って飲ませていましたが、月齢によっては自販機で買えるものよりも、ドラッグストアなどで売っている赤ちゃん向けの飲み物を用意した方がいいかもしれないので、予め荷物として用意しておいた方が良さそうです。
また、今日は病院からおやつのビスケットが支給されたものの、息子には少し硬くて飲み込む時に痛かったようで吐き出してしまい(今回の発熱は喉風邪が元らしい)、結局手持ちの柔らかいお菓子を食べさせることで機嫌を取っていました。
食事に関しては栄養士さんに相談するのも手ですが、間食ぐらいはバックアップとして自分でも食べられそうなものを用意しておくといいと思います。
まとめ
熱性痙攣で息子が入院することになったので、その経緯と、付き添い含め反省点を踏まえてどうするのが良さそうか書き出してみました。
熱性痙攣は有病率7〜8%らしいので、どれだけ多くの方の参考になるかはわかりませんが、同じような状況の方の参考になれば幸いです。
とりあえず、再び発作が起こらないことを祈って寝ときます。。
2021.08.20 追記
入院してすぐ熱は下がり、3日ほどで退院できました。帰宅してみると全身に発疹が出ていたので、どうやら今回の発熱は突発性発疹によるものだったようです。
一応、退院後に経過観察のため外来受診しましたが、やはり突発性発疹との診断でした。2〜3日は自宅療養とのことで保育園は次週までお休み。
なお、突発性発疹は「不機嫌病」とも呼ばれるように、発症すると機嫌が悪くなると聞いていたのですが、息子の場合は特に機嫌を損ねた様子はありませんでした。そもそも入院で不機嫌だったから気づかなかったんかな?笑
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